いろんな記事・動画を見て、一生懸命設計しても、新築の住宅に数か月住んでみると『~しておけばよかった』『~すればよかった』など、後悔するポイントが見えてきます。
この記事では自分が後悔した箇所とその対策を3点ずつ挙げようと思いますので、現在家の設計をされている方、住宅購入の検討をされている方の参考にしていただければ幸いです。特に『もう変えられないもの』は後悔するとずっと影響がでるので、この記事を見られている方々にはぜひ先に考慮していただきたいです。
目次
リビングドアの位置(リビング階段)
家の設計を考えている方なら階段をリビング階段にするかどうか必ず考えると思いますが、結論から言うと、”熱効率”的に後悔してしまいました。リビング階段はメリットも相応にあるので取り入れがちなようですが、考慮が必要です。
私も妻も子どもが学校から帰ってきたときに顔を見せないで2階に上がってしまうのを避けるため、リビング階段を取り入れました。
結果、春・夏・秋は問題ないのですが、冬はエアコンの暖気が上に逃げてしまい、熱効率が悪くなってしまいました。
我々の場合、ハウスメーカーの規格住宅を採用しており、そこからリビングのドア位置を変更しました。要望通りの設計にはできたものの、熱効率的には悪くなってしまいましたので、現在リビングドアの設置場所やリビング階段を採用しようとしている方、そもそも吹き抜けを考えられている方は熱効率を踏まえた設計にしていただけるとよいと思います。
それでもリビング階段がいい、吹き抜けがいい、だけど寒いのは嫌、という場合はそれなりの対策が必要となります。対策例としては以下の通りです。
・カーテン
・サーキュレーター、シーリングファン
・間仕切り
etc…
こういった熱効率を上げる対策をしていただけると見た目や設備に追加で考慮が必要となりますが、暖かく冬を過ごせると思いますので検討してみてください。
エアコンの設置位置
こちらも熱効率について、1点目の階段とも合わせて検討いただく必要があります。
我々の住宅の場合、エアコン設置位置が問題となっている階段に向かってしまっており、暖気が階段の上に逃げてしまう設計となってしまいました。
結局カーテンやエアコンの風向き等で暖かく過ごしていますが、もう少し考えて設置位置を考えればよかったと後悔しました。
皆さんもエアコンの設置位置は建築士とよくご相談の上、決定することをおすすめします。
実際の間取りと画像はこんな感じです。
私はロールスクリーンをおろしています。
収納量
最後3つ目は収納です。
元々荷物は多い方だな…と思い、和室を小上がりにして畳の下を収納とすることで収納力を向上させました。
しかし、思ったよりも荷物が多く、収納がもっとあれば…と後悔しています。
個別に棚を買ったりすることはできますが、可能であれば住宅設計の段階で、どのくらい荷物があり、どのくらい収納に
入れておきたいか、あらかじめ検討することをおすすめします。
大きいところから小さいところまで、実際の使用感を想像して、建築士と相談してください。
特に注意した方がいい収納ポイントは以下の通りです。
・トイレ…トイレットペーパー置き場が大事です。
・季節もの収納…加湿器、扇風機などをオフシーズンにどこに置くのか、検討しましょう。
・スーツケース
・ズボンプレッサー…ズボンプレッサーを持っている場合はクローゼットの下に置くなどを検討しましょう。その際、服を下げた際にズボンプレッサーに当たらないよう、クローゼットのバーの高さを計算しましょう。
etc…
ウォークインクローゼットを活用したり、壁付の収納を用意するなど、対策をいろいろありますので、ぜひ検討してみてください。
以上、一軒家に住んでから後悔したこと3選~間取り・家内部編~でした。皆さんの住宅検討の参考になれば幸いです。